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遠距離愛

第12章 会いたい気持ち

「俺って気がきくんだよねー」
今、彼が予約したホテルの部屋にいる。
ダブルの部屋を予約したんだって。

恥ずかしいし、緊張するし、どうしていいのかわからないけど離れたくはなかった。

潮風にあたったからと、交代でお風呂に入ることにした。どうしても先に入ってと言う彼が、どことなく目が泳いでいたので、彼に先に入ってもらった。

私も入浴を済ませて、彼が挨拶させてと親戚の家に寄っり、着替えも持って来てと言うので用意してきた服に着替えた。
食事に行こうと言われたからだ。

でも彼は着替えをしていなかった。

なんとなく自分にもそうなりたい気持ちはあったと思う

広げられた腕に黙って入っていった。


安心する彼の匂いと体温が私を解放させた。

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