
遠距離愛
第13章 猛くんの話
「おはよう起きて」
彼の声にビックリして目が覚めた。
でもすぐに現実に引き戻されて、恥ずかしさで顔が熱い。
「今日はさ、今までの俺の気持ちとか覚悟を聞いてほしいんだ」
不安はあるけど、黙って頷いた。
彼は、ポツポツと話始めた。
「俺が中学校で転入した理由は話したよね?母親の再婚のためって。
その頃、母親に捨てられた気持ちになったんだ。
いきなり知らない奴らばっかりのところにさ、片親だった母親と離れて不安の中での生活が始まって…
そんな時期だったから、誰も信じられないって頑なに思ってたんだ。
叔母さんは、面倒はみてくれたけど正直、歓迎してる様子もなかったし、本当兄貴と自分だけしか味方はいないと思ってた」
彼の声にビックリして目が覚めた。
でもすぐに現実に引き戻されて、恥ずかしさで顔が熱い。
「今日はさ、今までの俺の気持ちとか覚悟を聞いてほしいんだ」
不安はあるけど、黙って頷いた。
彼は、ポツポツと話始めた。
「俺が中学校で転入した理由は話したよね?母親の再婚のためって。
その頃、母親に捨てられた気持ちになったんだ。
いきなり知らない奴らばっかりのところにさ、片親だった母親と離れて不安の中での生活が始まって…
そんな時期だったから、誰も信じられないって頑なに思ってたんだ。
叔母さんは、面倒はみてくれたけど正直、歓迎してる様子もなかったし、本当兄貴と自分だけしか味方はいないと思ってた」
