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彼の気持ちを考えたことがあっただろうか？
優しさに甘えてきただけじゃなかっただろうか？

自分の足で立って進みたいって言ってることはかっこいいかもしれないけど、
それは彼の支えがあって守られてる中でのことではなかったのだろうか？

想いが通じ合って一緒にいることもできるのに
遠距離を選ぶ必要が本当にあったのかな？


「猛くんの気持ちは？本当はどうしたい？
これからどうしたいと思う？
本当の気持ちを教えて？」

彼は真っ直ぐと目を見て言った
「俺の本音だけを言えば近くにいて欲しい
もっと一緒にいたい 会いたい時に会いたい」

「私も猛くんよりも大切なものは何もない」
そう言って彼を思いっきり抱きしめた