センシティブ♥ボーイ
第21章 好きだってば
◇◇◇
「ふぁ…あ…ああ…っ」
「佐藤…気持ちいい?」
「あ……っん…きもち…ぃ」
今度こそ、付き合って初めてのセックスだ。
佐藤の顔は相変わらず涙でぐちゃぐちゃだけど、その表情は快楽で気持ちよさそうに蕩けている。
もうそろそろ、イきそう。
この間はここらへんで、佐藤に落とされたんだった。
イきそうってときに、友達とか言われて。
あの時は本当に萎えた。
文字通り、萎えた。
抽挿を続けながら、佐藤の手を握る。
すると、佐藤がふわっと笑った。
かわいいー、
じゃなくて。
ちょっと仕返ししてやるのも面白いかも知れない。
「佐藤…」
「ん……ぅ…っん…」
「お前の母さん怒ってたぞ」
「え…っ」
う、わ…っ
ぎゅうっとナカがしまってイきそうになる。
や、やべ…
「蛙も死んじゃうかもな。飯あげねーで」
「あ……っや…っ」
「おい…っしめす、ぎ…」
さらにギュッとしまって、一旦抽挿を止める。
やばい。
今本当にやばかった。
仕返しすんのも、結構体力が必要みたいだ。
「か、帰る…っ」
「え、ちょ…っま…っ」
嘘だろ。
もうイくってときに、そりゃあないぜ。
いや、俺が悪いんだけど。