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センシティブ♥ボーイ

第33章 共通の趣味










「あ、あのさ……名前…は?」

「さゆりちゃんを助けるために生まれた、さゆりちゃんのヒーロー杉田だ。」

「あー…えと…杉田君でいいかな…?」



というわけで、僕は杉田君に引っ張られて秋葉原というところに来ている。



ここに来るとそのさゆりちゃんの衣装とやらが手に入るそうだ。

秋葉原はアニメのイメージだったけど…小説の主人公のものもおいてるんだろか……


鈴木くんには迎えに来なくて大丈夫と連絡をした。



まさか、杉田君と二人でさゆりちゃんの衣装を買いに来ていますなんて言えるはずない。


そもそも、僕は別に潜入入学さゆりちゃんシリーズのファンではないけど、もしかしたら鈴木くんに勘違いされてしまうかもしれないし……



「これとこれとこれとこれと、これ!!着てみて!!」

「は、はい……」




僕も友達がいなかったから、杉田君のキラキラした顔をみると、ファンじゃないよとも言えなくなってしまった。



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