センシティブ♥ボーイ
第5章 佐藤のメガネ
「ふ…キスでもイケたな。」
「……っ///」
もう一度僕にちゅっとキスを落として、にやりと笑う。
心臓がキューッとして、どうしようもなく苦しくなった。
「学校でも、イっちゃったな」
「~~~~~っ///」
恥ずかしくて何も言い返せずに俯くと、鈴木くんはまた笑う。
「佐藤」
名前を呼ばれて、もういちど鈴木くんの方を見ると、メガネをつけてくれた。
鈴木くんの顔がよく見える。
さっきよりも鮮明に顔が見えて、ドキドキした。
………。
…あれ…?
…ドキドキって…
どうして……?
なんで僕こんなにドキドキしているんだろう
考えていると、ふわりと身体が鈴木くんに包まれる。
鈴木くんの心臓の音がトクトクと聞こえて、心地よさから目を瞑った。