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俺の愛した女

第9章 彼女と過ごした時間

「女って怖いね」斉藤氏がポツリと言った。
「本当っすね」俺も激しく同意していた。

とりあえず、一通り回り終えて俺達はゆっくり食事をしながら呑むことにした。

一度車を置いて電車で出向き直す。

人見知りな俺だけど、正直斉藤氏とは気が合いそうだ。

個室で楽しめる居酒屋を選んだ。
注文もタッチパネルで部屋から行える。
運ばれてきた料理や飲み物は専用の扉から入れられるシステムになっていて、ちょっとしたお忍び気分を味わえる仕組みだ。

乾杯を済ませて、それから俺達はお互いのことを語り始めた。

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