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俺の愛した女

第12章 冴木みなみの話

だから「もっと一緒にいたい 俺の帰りを待っていて欲しい」そう言って指輪と花束を差し出され
「結婚してください」
そう言われた時は迷うことなく返事をしていた。

付き合って2年が経過していたし、私も26歳で周りもちらほら結婚や出産をしていたし、
何より英治のことが好きだったから迷いはなかった。

プロポーズを受けてから半年後、私は入籍と寿退社をした。

だけど、一緒に生活を始めてからわずか3ヶ月ほどで英治は変わってしまった。

違う。本性を表したのかもしれない。

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