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俺の愛した女

第16章 彼女との生活

志織さん夫婦は、すでに同居人状態だったのと、
世間体のために離婚をしなかっただけだ。

そんな旦那も、いつしか他所に女がいたらしく
裁判と慰謝料覚悟で離婚を申し出たら、呆気ないほど簡単に離婚は成立した。

問題は、涼太さんの奥さんだった。
絶対に別れないの一点張りで話は進まない。

こちらは今、弁護士を立てて調停で話し合っているところだ。

時間はかかっても離婚は成立させる。
そう強く決意して、涼太さんは志織さんと一緒に暮らすことを決めた。

最初に待ち合わせし、紹介された隣の街で暮らしている。

志織さんが安定期にでも入り、体調が大丈夫なら
みなみに会いに来てくれると言う。

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