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俺の愛した女

第4章 新しい始まり

ようやく唇を離してお互いを見つめあった。

「ごめん そんなつもりじゃなかったんだよ」なんとも間抜けな一言を発した。

彼女はゆっくり首を振って答えた
「そんなつもりないって言ったけど嬉しかった」

…ダメだ惚れた女を前にして、ようやく会えたのに
こんな状況で理性を保てる男がいるのか?

「キスしてもいい?」断られてもする気なくせにそう聞いてみる。

彼女は視線をそらして頷いた。

今度は、ゆっくりと口づける
彼女の唇を型取るように舌を這わせる。
キスが気持ちいいのか、彼女の口からは甘い吐息が漏れ始める。

「ふ…んっん…あっああ…」

何度も角度を変えてはキスをした。
時々唇を離しては彼女を見つめて、目があうとまた唇を重ねてキスをした。

もう彼女は自分で自身を支えることなどできなくなっている。

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