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俺の愛した女

第8章 彼女の訪問

それから月日は流れた。
まだ彼女の離婚は成立していない。
旦那の方も意地になっているのか、なかなか承諾してくれないと彼女は嘆いていた。

俺と彼女は相変わらず仲良く愛を育んでいた。

仕事にも慣れて彼女の世界にも広がりが出てきたようで、彼女の話には次々と登場人物が増えていった。

以前にも増して生き生きと明るい彼女を嬉しく思う反面、俺は内心穏やかではなかった。

登場人物には、憎らしいことに男の存在も出てくる。

彼女は考え過ぎだよと笑うが、俺には周りの男が全てライバルに思えたし、気が置けない。

みなみは、俺のものだ。
愛しいみなみ早く会いたいよ…

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