I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第12章 笑顔が消えた日
「俺の名前を、呼んでくれ…」
頭上から、もう一人
泣きそうな声がした。
「海翔……さん…」
そう言って顔を上げれば
……!!
悲しそうな課長の顔があった。
「課長……?」
「亜子…」
……?
「好きだ……」
……!!
「好きだよ、亜子」
「……課長」
「愛してる……」
……!!
もう、涙を堪えることは出来なかった…。
課長が私の両頬に手を添えて
流れる涙にキスをする。
「……亜子
一度だけでいい…」
……?
「最後に
一度だけでいいから……
好き、って
言ってくれ……」
……!!