I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第6章 後悔と迷い
「あっ!!」
星空を撮った後、拓ちゃんの車に置きっぱなしだった。
「これ、仕事で使うんじゃないの?」
「仕事用とは別だから、大丈夫だけど…」
綺麗な写真が沢山撮れたし、大きい画面で早く見たいから
自宅の住所を伝え、送ってもらうことにした。
「ごめんね?忙しいのに…
今日だってお父さんのお見舞い、ありがとう」
私は少し落ち着きを取り戻していた。
「いや、いいんだ
それに…今日電話して良かったよ」
……?
「俺が電話しなかったら
亜子、一人で泣いてたかもしれないから」
拓ちゃん…
「それじゃ、明日カメラ送っておくから」
「うん…
拓ちゃん色々と…ありがとう」
「亜子の為ならお安い御用で」
「フフッ、何そのふざけた感じ~」
「気に入ったんなら亜子にやるよ」
「何を?」
「今のセリフ」
「いらないしっ」
電話を切った後はスムーズに仕事が進み
思っていたよりも早く帰宅することができた。