えっちマンション契約
第17章 類の退居
「今、なんて……」
「マンションを出る。俺はあいつのために他のマンションを借りる。あいつのセカンドハウスを……ここに連れ込むわけにはいかないしな」
「それって……」
「もう少しなんだ。もう少しで……」
「あいつって、社長の奥さん……」
「……毎日セックスしてたよ、この1週間、毎日。あと少しで手に入りそうなんだよ」
「……別れそうなんですか」
「さあ、どうかな」
類は今までに見せたことのない表情で笑う。
瞳は輝いている。
「幸せ……なんですよね」
「あぁ……」
類は荷作りを始める。
柚香もそれを手伝う。
類の荷物は少ない。
もともと整理されていることもあり、夜にはベッド以外の荷作りが終わる。
「和哉にはもう言ってあるんだ。あとはこの書類にサインするだけ。明日には出て行くよ」
「急ですね」
「あぁ」
「瞬斗くんもいなくなって、寂しくなりますね」
「身体がか?」
「……違いますよ」
類は柚香の頬を撫で、目を見つめる。
そのまま……キス。
「マンションを出る。俺はあいつのために他のマンションを借りる。あいつのセカンドハウスを……ここに連れ込むわけにはいかないしな」
「それって……」
「もう少しなんだ。もう少しで……」
「あいつって、社長の奥さん……」
「……毎日セックスしてたよ、この1週間、毎日。あと少しで手に入りそうなんだよ」
「……別れそうなんですか」
「さあ、どうかな」
類は今までに見せたことのない表情で笑う。
瞳は輝いている。
「幸せ……なんですよね」
「あぁ……」
類は荷作りを始める。
柚香もそれを手伝う。
類の荷物は少ない。
もともと整理されていることもあり、夜にはベッド以外の荷作りが終わる。
「和哉にはもう言ってあるんだ。あとはこの書類にサインするだけ。明日には出て行くよ」
「急ですね」
「あぁ」
「瞬斗くんもいなくなって、寂しくなりますね」
「身体がか?」
「……違いますよ」
類は柚香の頬を撫で、目を見つめる。
そのまま……キス。