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えっちマンション契約

第18章 和哉の気まぐれ

巨大な観覧車に並ぶ。
もうすぐ夕日が沈むため、カップルが長蛇の列をつくっている。


「疲れましたか?不満そう、ですね」
「疲れては無い、けど」
「挿入してほしかったですか」
「……っ」


(そんなこと……言えない)


「僕は挿入したいですよ」
「え」
「嬉しそうですね♪」
「……っ、そんなこと……」
「もうすぐですね……」
「はい」
「ガラス張りだから、Hはできませんね」
「……」


和哉に手を引かれて観覧車に乗り込む。
薄暗くなり、夕日が見える。


「きれい……」
「夜景もいいけど夕焼けもいいですよね」


(他の女の人とも乗ってるんだ……)


「ここはマンションじゃない。観覧車の中……だから……今はただの男と女です」
「え……」


隣に座る和哉。
体を寄せ、唇が……触れる。


「柚香」
「……か、和哉……さん」

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