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狂愛。

第4章 転校生。



『…はじめまして。雨宮 禅です。よろしくお願いします。』


それと同時に綺麗にお辞儀をした。


『え、めっちゃイケメンじゃない!?』

『ね!めっちゃ綺麗だし…♡』

『やばい…惚れるぅ///』

などとあちこちから聞こえる。

まぁ確かに綺麗な男の子だけど…
見ただけで“惚れるぅ///”っておかしいでしょ。笑


『じゃあ席は神崎の後ろな!!』


え、まぢー!?
やめてくれよ、クラスの女子が一斉にこっち見てもーたやん…笑

『…よろしくね?』


おう、後ろから声が聞こえる。

私は振り返って
「…うん、よろしく」
と言った…のはいんだけど周りの女子が怖すぎてヤバいです。

『名前なんてゆーの?』

あらあら、名前聞かれちゃった。

「えっと、神崎 詩夜です…」

って言いながら雨宮くんの顔見たらめっちゃ驚いてますって感じの顔でこっちを見てた。

『しぃ…ちゃん…?』

しぃちゃん?誰のことだろ。
でもなんかだいぶ前に何回もこの呼び名で呼ばれてた気がする。

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