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Honey star

第3章 #3 彼の裏の顔

「おい!そっちはいたか?」

「いや、見つからない」


「こうなったらしらみ潰しに探してやる」


チンピラ達は本格的に鳴海を探すつもりだ。

(どうしよう……)

困惑を隠せない様子で逃げ出す方法を考えていると、人の気配を感じたので、ふと見上げるとそこにはチンピラの一人が鳴海を見下ろしていた。


「見つけた~」


(しまった!)


ニヤリと笑うチンピラの声と同時に、鳴海の身体は恐怖で動けなかった。

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