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消えない想い

第1章 隣りの席

部活にも身が入らない。
勉強にも身が入らない。
もちろんオシャレなんて問題外だ。


平々凡々と過ぎていく日々に、あまりにも無関心だったからなのだろうか?

忌々しいはずの席替えのくじ引きで
彼女が隣りなるまで
その存在は、全くと言っていいほど知らなかった。


それはすでに入学してから2年目の春の事だった。

彼女は、俺の、隣りの席になった。

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