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ひざカックン

第3章 放課後の紫陽花


雨はいつの間にか上がって、教室の窓から西陽が射し込んでいた。

バッチコーイ!

グラウンドからは野球部の声が聞こえる。

紫陽花には雨露が載って、少し重たげだけれど、雨上がりの花は、生き生きとしていた。



ーこうして、僕と彼女は、秘密をわけあって、理解し合える《仲間》になったのだ。

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