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conqueror

第5章 拘束

恥ずかしさに打ち震えながら、ただ目を閉じる。

次に彼がどうするのか、何を言うのか、その気配を探りながら。

彼が私の側から離れる。

そして、隣の部屋へ行った。

服を脱いでくるのかしら?

さっきまで、彼は服を着たままだったから。

私は鉄棒に繋がれたままなので、彼の姿が見えなくて、少し不安になった。

少しして、彼が戻ってきた。

手に黒い布を持っている。

「それは?」

「ああ、目隠しだよ。エリナに付けてあげる。これで、本当に全てが、思い通りになる。」

目隠しを付けられると、見る自由さえなくなった。

これで、本当に、彼の思い通りだ。

私は彼のすることを、受け入れるしかない。

「本当はね、口も塞ごうかと、思ったんだけどね。それだと、今日の目的を達成できないから。」

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