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ココロの恋心

第4章 略奪?

「んー...」

いつの間にか記憶を手放してしまったようだった。

隣を見ると先輩が寝息を立てている。


(...かわいい...クスッ)


先輩を愛おしく感じ、そっと髪を撫でる。



『...んッ...?
あ、寝てた...』

先輩が目を擦りながら、薄目を開ける。

「私もさっき起きました///」


先輩が起きた途端急に何が起きたのかを思い出して、顔が熱くなる。


『...クスッ

心...。



俺彼女と別れるから、付き合おう。』



先輩はハッキリ、私を見てそう言った。




先輩の言葉に、胸がぎゅっとなる。




彼女さんと別れていなかったという落ち込み。

当たり前か...とどこか冷静に思っている私。

付き合おうと言ってくれたことに対しての嬉しさ。





感情は幾重にも重なり、私を渦に巻き込む。



それでも、進む先はーーーーーー



「...うんッ」


先輩といると決めた。

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