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ストリートガール

第1章 失恋



公園の裏手にあるトオルの家から単車を引っ張り出して来ると、トオルは乗れよと促した。



「誰かに見られたらヤベーから、飛ばすからな。」


私は小さく頷いた。



そんなのわかってる……。






今日の事は誰にも話せない。



だって、トオルが困るから。




トオルの嫌がるコト、絶対しないよ。

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