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ストリートガール

第2章 思春期の少年


「これって、私?」


林君が携帯を開いて見せてくれたのは、私を隠し撮りした画像だった。


画像の中の私は、怖そうな姿をしていたけど、制服のスカートから惜しげもなくさらした脚はスラリと細くてまっすぐで、我ながら美しかった。私のチャームポイントは脚なんだと改めて知った。


「こんなのもあるよ。」

次の画像はしゃがんだ私の脚の間からパンツが見えるものだった。

まだまだ沢山あったけど、私が単車にまたがって停車中に物憂げに煙草をふかしている動画もあった。


「俺、ずっと坂本が憧れだったから。」


《憧れ……か……。》


ちょっとだけ良心が痛んだ。

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