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俺としたことが。


そうだ、これは佐山陽太だ


「……」


今、何時だ？


カーテンのすき間に、まだ薄暗闇がのぞいていた。

となりから、少しぐずったような声がしてギクッとする。

…よかった、起こしたかと思った…



それにしても

陽太は、同じ男だと思えないほど
寝相がよかった。
いびきもなし、布団に寝返りの跡もない。


寝顔を覗くと、暗闇に目が慣れたせいか
はっきりと輪郭が確認できた。


…あれ？

こいつ、前髪上げれば、意外と…