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未知夢

第4章 容疑

 あれから明後日。


 外はジリジリに照りつける真夏の太陽で、蒸し返していた。


 気温はかるく36度を超え、今年一番の暑さとなった。


 そんな中、冷房をガンガンに効かせた六畳一間の部屋で、パンツ1枚姿の繁は目が覚めた。


 昨日は一昨日のムチャ飲みにより超頭痛を起こし、カラオケのバイトを休んでいた。


 そして、前日の迎え酒により、さらに酷い四日酔いに突入していた。


「くぁーーっ! まだ、頭ガンガンするわ……調子こいて飲みすぎたか……酒、残りすぎだろ」


 一昨日は二人してかなり飲んだ。


 最初は鬱陶しい酒だったが、時間が経つにつれ嬉しくて楽しくて仕方のない飲み会になった。


 いつ、帰ってきたのか記憶にない。暑苦しさに気が付いたら、なせか部屋で寝ていた。


 そして、今日も仕事(バイト)だったが、頭ガンガンで起き上がれず、時間も10時を過ぎてしまっていた。



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