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未知夢

第4章 容疑

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 ――――繁


 ―――――繁


 ――――――繁!!


 ―――――――繁!!


 滝繁!!!!


 どこからか、声がする。


 誰?


「起きるんだ!! 滝繁!!」


「えっ?」


 繁はゆっくりと目をあけた。


「早く車から降りろ!!」


「えっ?」


 繁は眠っていた。


 それもそうだ。


 ただいま四日酔いの真っ最中。


 急に本気で逮捕されたくらいでは酔いは冷めなかった。


 だからと言って、パトカーの中で眠れるのも、どうかと思う。


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