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俺は男だよ?

第1章 ゲイの集まりじゃん。

クラス表の前ではでかい男達が集まっていた。
…暑苦しいなぁ……。俺ちっちゃいからクラス見えねぇし。。俺泣きそう…;

「どう?クラス分かった?」
後ろから声をかけられ、振り向くとさっきの透がニヤニヤしながら立っていた。

こいつ、俺がチビでクラス表見えないこと知っててからかってるな。ニヤニヤしやがって。
「俺は優しいんだ。だから、みんな見終わるのを待ってるのー。」

その瞬間、フワッと体が持ち上がり、見える景色が変わった。
「見える?」
と聞かれてようやく、透に持ち上げられているのだと理解した。

…周りから見れば、小さい子がお父さんとかにやられる高いたかーい…ってやつだ。

「ちょ、恥ずかしいだろ!?降ろせよ!…と、透!!」
「遥が自分と俺のクラス見たら終わりじゃん。ほら早くー。俺の腕に気使ってよー」

ちゃっかりお前のクラスまで見ろってか。なんか悔しいけど…有難いし。。
「分かったよ…んーっと……あ、俺3組…と、透も3組だぞー。……降ろせ…早くっ…」

降ろしてくれるのかと思いきや、グルンと回転させられ、透と目が合う。

…これじゃ、普通の抱っこじゃねーか!!
「ちょ、降ろせって…///」

「ね、保健室いかない?」

…………………………は?

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