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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第2章 金曜日の電話

私は受話器を置いた。

父「おう、イチコ何だって?」

母「会ってほしい人がいるんだって…。」

父「おう、そうか。…って、え!?」

母「そういうことみたい。」

もう驚いて、さとぴの歌すら耳に入って来なかった。

『結婚を考えてる人がいるから、明日その人と一緒に京都に帰るね。一晩泊めてね。』

お父さんは、新ジャンルのビールをグラスに注いでいた。

ビールがグラスから溢れてることにも気づかず。

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