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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第1章 隠れアラシアン

父「ただいま~」

玄関の引き戸が開く音がした。

母「やばい、帰って来た!」

私はあわててブルーレイプレーヤーの開閉ボタンを押して、ディスクを取り出した。

すぐさまディスクをケースにしまうと、茶箪笥の奥にケースを隠した。

その瞬間、居間のふすまが開く。

間一髪、セーフ!

父「母さん、ただいま~。」

母「あ、あら、お父さんお帰りなさい。今日は早いのね。」

父「まあな、今日は残業なくなった。」

母「そうですか、ほな晩ごはんの用意しますね。」

父「おう、じゃあその間にワシ風呂行くわ。」

見つからなかった…。
私は胸をなでおろした。

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