無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

私は台所に立つと、ガスコンロで鍋を温める。

今日のおかずは筑前煮。
味噌汁も温める。

ヒモを引っ張って換気扇を回す。
ちょっとプロペラが汚れてきたな。
今度の休みに掃除しようか。

あ、お茶も沸かしとかないと。

しかし、わが家のガスコンロは、２口の据え置き型。
同時に３つの加熱はできない。

あ～、ビルトインの３口コンロに憧れる。

私は、流しの上の釣り戸棚の扉を開けた。

その扉の裏には、さとぴの写真が貼ってある。

この釣り戸棚は、来客用の食器を入れてある。

わが家はめったに来客はない。

だから、ほとんど私以外この扉を開けることはない。

その扉の裏には、ジャニショで買ったさとぴの写真。

最高の癒しの笑顔。

ご飯の支度をしながら、時々そっと開けてみる。

さとぴ、愛してる。