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sugar-holic

第14章 セフレですから

正直に言えば、誰かに話を聞いて欲しかった。

そして、何かを言って欲しかったんだと思う。

休憩スペースでは話しづらくて、空いているミーティングルームに入った。

「すみません。次長、忙しいんじゃ…」

「大丈夫。少し早く着いたから時間はあるし」

次長も自販機で買ったアイスコーヒーを一口飲むと

「困ったことがあったら相談してくれって言ったろ?」

そう言って微笑んだ。

「仕事?人間関係?」

「後者です…ね」

どこから言ったものか考えてしまう。

私が口ごもっていると

「もしかして…倉田か?」

え!?

何で分かるんですか!?

驚いて次長を見ると

「あ、やっぱり当たったか?」

そう言って、くくっと笑った。

「覚えてるかな…。梢さんが本社にいたとき、一人問題児がいるって言っただろ?」

「あ…はい」

覚えてる。何で問題『児』なんだろうって不思議だったから…。

「あれ、倉田の事だから」

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