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sugar-holic

第21章 親睦会

「プロジェクトの成功を願って」

平谷次長の音頭で乾杯をして、親睦会が始まった。

だけど私の頭の中は、さっきの強司との出会いに占領されていて…

話したい事って何だったの?

やり直そうなんて…そんな話じゃないよね!?

まさか。

自分の考えに苦笑すると

「松岡さん、どうぞ」

芹澤さんが瓶ビールを傾けて、こっちを見ていた。

「あ、ありがとうございます!!」

コップに注いでもらい、私も注ぎ返す。

「松岡さんは、3月までこっちにいたんですよね」

「はい。久保田くんと同じセクションで」

「チーフだったんですよね。久保田が言ってました」

芹澤さんがにやっと笑うと

「松岡さんと一緒に仕事出来るの、緊張するけど嬉しいって」

久保田くん、そんな事言ってたんだ。

嬉しくて顔を綻ばせると

「緊張させるほど厳しかったんですか?」

倉田くんが横から茶々を入れてきた。

「そんな事…」

「むしろ尊敬?今は久保田が梢さんのポジションだから」

平谷次長が倉田くんに話しかけた。

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