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sugar-holic

第7章 何なの!?

…え!?

倉田くんが私の手を掴んだ。

そして、そのまま引っ張られ、給湯室に引き込まれる。

「ちょっと…倉田くん!?」

ドアと棚の間のわずかなスペースに押し込まれ、正面から顔を覗き込まれる。

「カーテン、やっぱり俺の見立てで正解」

「え!?何…」

「壁の色と合ってて、雰囲気よかった」

何でカーテン付けたの知ってるの?

確かに買ったとき一緒だったけど、その言い方って、まるで…

倉田くんが距離を縮めた。

ファイルを胸に抱いたまま、体をすくめると、耳元で囁かれた。

「女の部屋でしたよ」

「ひゃっ…!!」

思わず声が出て、慌てて口を押さえると

「あ、すみません。耳弱いの忘れてました」

しらっと言って離れたけど、口元は笑いを浮かべていて…

違う。絶対わざとだ。

だけど、私が耳弱いのを何で知ってるの?

あの後?まさか…一緒に部屋に行ったの?

下着姿で寝てたのって…まさか!?

思い出せなくて混乱してる私に、倉田くんは

「早いとこ、思い出して下さいね」

そう言って、ニヤッと笑った。

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