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sugar-holic

第7章 何なの!?

その日は全く仕事に身が入らなかった。

それでも内勤だけだったせいか、書類の決済もすべて時間内に済んでしまった。

定時になり、残業しないで家に戻る。

明るい時間に帰れるの、初めてかも。

途中、コンビニで適当に夕食になりそうなものを買う。

そんなお腹も空いてないから、ローカロリーのパスタサラダにした。

『食べないと体に毒だよ!?』

強司によく言ってた言葉。

自分に言う日が来るとは思ってなかったな。

乾いた笑いを浮かべながら、部屋に入った。

朝、出掛けたままの部屋。

着替えるためにカーテンを閉じた。

『カーテン、やっぱり俺の見立てで正解』

倉田くんの声が、頭に残っている。

そりゃあね、いい柄と色だと思いますよ!?

私も何気に気に入ってるし。

でも…何だろう?巧く言えないけど…

何か、いやだ。

あの口振り。人をからかうような笑い方。

私の生活に、倉田くんを思い起こさせるモノが入ってきた。

それが…何か、いやだ。

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