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sugar-holic

第9章 必死だねぇ

書類を整理しながら、気付くとため息をついていた。

あ、駄目だ。仕事してるんだから、集中しなきゃ!!

だけど…気まずい。

今、倉田くんは打ち合わせで席を外している。

…って!

倉田くんが今何をしていても、私が気にすること無いのに!!

あれは、からかわれただけ!!

彼女がいるのに、他の人にもあれくらい平気で出来る人なんだよ!!

自分に必死で言い聞かせる。

気にしたら駄目だって。

でも、その度に思い出してしまう。

…最悪だ。

本当に、勘弁して下さい。

これ以上、私の生活に介入して来ないでよ…っ!!

はぁ、とため息をついて、書類を机の上に置いた。

駄目だ。気分転換しよう。

「ちょっと休憩してきます」

優菜ちゃんに声かけて、席を外す。

コーヒーでも飲んで、気持ちを落ち着けよう。

給湯室へ向かっていると、廊下の先にあるミーティングルームのドアが開いた。

「あ」

そこから出てきた人物を見て、思わず声が上がる。

浅野社長と…倉田くんだ。

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