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第3章 再会

待ち合わせのバーで一人ソファーに座っていたら
ウエイターがやってきて
グラスのシャンパンを渡された。

「えっ?頼んでないですよ」

「お連れ様からです。5分ほど遅れるとの事です」

「え?お連れって…」

ポカーンとしていたら、
ウエイターはにっこり笑って去っていってしまった。

七海はシャンパンの泡を見ながら
甘い甘い、過去を思い出した。
あぁ、あんなに好きになる事ってあるのかな

七海が過去に飲み込まれそうになっていたら
後ろから声がした。

「七海ちゃん?」

心臓が素手で掴まれたみたいにぎゅっと
縮まった気がした。

聞き覚えのある、落ち着いた色気のある声。

息がしづらい…

そんな時、カウンターで飲んでいる
そうちゃんと目があった。
そうちゃんの射るような鋭い視線が
私の仕事モードにスイッチを入れた。


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