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第5章 再開2

中野さんはチョコをつまみにシャンパンを
飲んでいた。昔よりも更に色っぽさが
増している気がした。

「自営業ってどんな仕事してるの?」

どきっとした。
私の仕事…。

運よく携帯が鳴った。

「ごめんなさい、ちょっといいですか?」

「うん、いいよ」

私は携帯を持って席を離れ
お手洗いの方に向かった。

「もしもし?」
総ちゃんだった。

「どうしたの?総ちゃん?」

「作戦変更よ。あたい、急に仕事が入った。」

「え、え、え、え!!!ちょっと!」

「ごめん、ごめん、今度埋め合わせさせて。にしてもホントにいい男ね、中野さん♡。それよりあんたぼーっとしてるから心配よ。この後の仕事すっぽかさないようにね!迎えの車をやるわ。もしくはあたいが愛車であんたを迎えにいくわ。あのダンディーさんにヤキモチやかせる作戦よ!いいわね!とりえず23時からの藤堂さんの仕事はちゃんとこなすのよ!」

総ちゃんは凄い勢いで話し終え電話を切った。

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