テキストサイズ

歌に載せて

第12章 Step and Go! 2008.02.20.



相葉side

やっと、ニノが来たと思ったらさ



翔ちゃんのとこなんて行っちゃってさ


本当に…俺のこと…



どうでもいいんだっ




そうなったら、モヤモヤな気持ちが膨らんで周りが見えなくなった



そしたら、急に俺の手を誰かに握られた


その正体はにので、
しゃがんで俺のことを見上げてくる




和「相葉さん…今日さ、ちょっと話したいことあるんだよね」



その話って、あれだよね…



そんなこと聞きたくないよ



でも、にのは俺を上目遣いで見つめながら


もう一度


和「話したいんだ、相葉さんと

だから待ってるから」


そう言った




そして、メイクをするために
楽屋を出ていた


ーー


ニノに誘われたものの
行きにくい…


だって、別れ話をしに行くようなものだから




はぁ…


今日はそのまま帰ろっかな



そう思って俺はマネージャーの
車に乗った




マネージャーにもそう伝えたはずなのに




なんか…道違くない?


雅「ねぇ、どこ向かってんの?」



マネ「相葉さん家に決まってるじゃないですか」


雅「でも、道が…」


マネ「あぁ、コッチのほうが近道なんですよね


最近見つけて…」





マネージャーとの信頼関係は
必要だけどさ



こういう時は信用しちゃいけないんだね…



だって、なんか無理やり下されたところがニノの部屋のある
マンションの前なんだ



もうこうなったら
行くしかないだろ


どうせ、早かれ遅かれ話さなきゃいけないんだから

ストーリーメニュー

TOPTOPへ