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歌に載せて

第8章 Lotus



二宮「…んぅ?」

相葉「あっ、起きたね」


二宮「どうして…」

相葉「二宮くん一通り泣き終わったらそのまま寝ちゃったんだもん

だから、俺がここまでおぶってきたってわけ」

二宮「そっか…ありがと」


相葉「いいえー
本当の二宮くんが見れて俺は嬉しかったけどね

これからも我慢しないでワガママ言っていいからね

できる範囲ではそれに応えるつもりだから」


二宮「じゃあさ、もう一個ワガママ言っていい?」


俺のあんな過去を知っても変わらず接してくれる相葉さんだから

俺は全部を浄化したかった


二宮「俺を…



…抱いて、

ください」





汚されたこのからだを


全部…





相葉side


甘えて欲しかったのは真実だけど

まさか、抱いてくれなんて言われるとは思わなかった




でも、よく考えると

きちんとした愛情を与えられなかったであろう

そんな二宮くんを愛したいという自分もいて


同情のように聞こえるかもしれないけど


俺が、二宮くんを愛しているのはたぶん事実で


いろいろな 不安があるけど


それを上回る


ものがそこにはあった

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