ひまわりの約束
第3章 キミの声
雅紀side
和『ッ!まさっ、逃げっ・・・!』
ニノの声が聞こえたと思った瞬間、俺は彼に突き飛ばされていた。
雅『痛っ、・・・っあ、かず!!』
そう叫んだときには、もう遅くて。
和『あ・・・』
ガシャーーン!!!
セットが倒れる音が響き渡り、しばらくして下敷きになっているニノの姿が見えた。
雅『や、やだ・・・。ニノ、ニノ!!』
俺は、彼を助けようとニノのいる所に走ろうとした。
翔『相葉くん、ダメだ!』
翔ちゃんが、後ろから俺の腕をつかんだ。
雅『離してっ!ニノを助けないと!』
智『今、スタッフの人達がセットをどけてくれてる。ニノは、きっと大丈夫だから!』
リーダーが、目で俺に〈行っちゃダメだよ〉と訴えていた。