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ひまわりの約束

第3章 キミの声


俺は救急車に乗り込んだ。

中に入ると、担架に乗ったニノがそこにいた。

まだ、意識が戻らないみたいだった。

雅『ニノ・・?俺だよ。』

今は目覚めないと分かっていても、彼に声をかけてあげたかった。

雅『ごめんね、痛い思いさせちゃって』

俺より小さくて華奢な体なのに、あのとき必死に守ってくれた。

雅『ねぇ、ニノの声聞きたいよ・・。』

彼の手を握って、俺は祈った。

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