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彼氏いない歴20年、妊娠3か月。

第4章 腹痛

どうにか出来るだけ全部掻き出して、トイレを出た。


目が真っ赤な私を、ドリンクを持ったすれ違う客が不思議そうに見ている。


やっとのことでまた満喫の室内に戻って、溜息をついた。


いや、中に出されたからって、必ずしも妊娠するって決まったわけじゃない。


きっと大丈夫だよ、大丈夫、大丈夫。


考えすぎだ、と自分に言い聞かせて、メイク直しして家路についた。

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