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彼氏いない歴20年、妊娠3か月。

第5章 妊娠

棒を隠しながら階段を降りる。


これほどまでに慎重に行動したのは、中学ぶりかもしれない。


あのころは夜といってもまだ7時か8時くらいに、家を抜け出して友達と公園で

ガールズトークに花を咲かせてたなぁ。


怒られたけど、それで門限が少し伸びたりとか。些細なことで喜んでた。


幸い、お母さんは料理に付きっきりみたいで無事にトイレに到着した。


スカートと、ショーツを下す。


そして、心臓は張り裂けそうに鳴る中、私はその棒を下に添えた。

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