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彼氏いない歴20年、妊娠3か月。

第7章 真実

私はオフィス街にあるハイビルという高層ビルへと向かった。


自転車置き場について、周りを見渡してみると、

立ったままソワソワしている松永さんが目に入った。


自転車を置いて松永さんの待つ方へと歩き出す。


心臓が冷静かつ早く動き出す。


「こんにちは・・・」


「あっ・・・万里ちゃん。」


松永さんは少し肩をビクつかせて私の方へ向いた。

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