テキストサイズ

FUTURE★DIARY〜未来日記〜

第3章 壊れていく心

私の名は『未来』。


この名は、お母さんがつけてくれたらしい。



最初は名前の由来なんてどうでも良かった。



でもいつかお母さんは、話してくれた。




『これからの人生、未来が、どうか光輝きますようにーーー。そう想いを込めてつけたのよ』




それを聞いた時、今まで感じたことのない気持ちに襲われた。


普段何気なく呼ばれていたこの名が、突然素敵な響きに聞こえた。



お母さんから由来を聞いてから、自分の名が好きになった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ