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超ROCK(笑)!!

第4章 フレット4 初ライブ(?)

「うーん…白とかですかね。」
「じゃあちとせくん専用のものを作っておこう、楽しみにしていてね♪」
何を楽しみにしていればいいかわからないが、期待だけはしておこう。
「えっ、絵里、星のマークって五人だからちょうどだったんだろう?僕が入ったら6人になっちゃうからさすがにまずいんじゃ…。」
毎度心に引っかかっていたことを聞いてみた。
「ん?違いますよ!星は聖蘭ちゃんが好きなマークなだけですよ。昔からお星様みたいに輝いてみたいねんって言っているのをお父さんも知ってるからどの楽器につけているみたいですよ。ね、お父さん?」
「あぁ、それならバンドの目標にちょうどいいんじゃないかと思ってねぇ、みんなも星が好きみたいだしね♪」
そっか…きっと僕はこの形を壁にしていたのかもしれない。輝いてみたい…か。
チャレンジ精神とほんの少しの勇気で絵里と家路を歩く。
…坂上先輩って馬鹿なのか単純なのかわからないな。

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