
1人じゃなくて。
第8章 No.8
『っ…関係ないよ』
───キュッ──
一樹の指が、先端をつまんで舌で舐めあげる。
「ん、ぁっ!あああっ」
それだけで
身体か火照り、果ててしまった。
「……はぁ、はぁっ…」
『……………胸でイクって、そうとう感度がいいんだね。最後までしたら…壊れちゃうかな』
チュッと音をたてて
掬い上げるようにキスをする一樹
ボーッとする…
なに今の…
私の身体…おかしい
『…………明日…楽しみにしててね。』
「………え?一樹さん…?」
それだけ言い残すと、一樹は服を着て
奈瑠の部屋を出ていった。
なんだったの今の…
乱暴にしたかと思えば、急に優しくなって…
一樹さんが解らないよ…
やめてもらわなくちゃ…
明日………
奈瑠は溢れる涙を拭い
服を手に取った。
