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橙の傷

第2章 日常

正直わたしもびっくりしてる。

でも、まぁ…

「まぁ、もう、どうせ予約したんでしょ?いってらっしゃい?」

わたしの言葉にパパとママは踊り出す。

「は?俺は反対だ!」

お兄ちゃんが力強く言うけど…

「じゃあ善はいそげだし!今からいってくるわ!」

「は!?」

「博人、あとはまかせた!」

ごろごろと大きいキャリーケースをひいて、二人は笑顔で家を出ていった。

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