Starlight Kiss
第7章 君の為に出来る事
ー翔sideー
カズ「ショウさん顔色悪いですよ」
「うん…平気」
カズ「平気じゃないでしょ。ほら、おでこ熱いじゃないですか」
「うん…」
カズ「最近働き過ぎでしょ。ちょっと休んだらどうですか?」
「駄目…稼がなきゃいけないから」
舞の容態が悪くなってから、雅紀は深夜の工事現場でアルバイトを始めた。
殆ど毎日働き詰めで頑張ってくれてる。
俺もいつもより多く客を取り始めた。
雅紀が舞の為に頑張ってくれてるのに俺が頑張らない訳にはいかない。
カズ「ショウさん」
カズが俺の腕を掴む。
カズ「あんたが倒れたら元も子もないでしょ。ショウさんがどうにかなったら舞ちゃんはどうすんですか。」
「………」
カズ「熱下がるまで家で寝てなさい。分かった?」
「………はぁい…」
怒ったカズって結構怖いな、なんて思いながら、ふらりと立ち上がり、帰り支度を始めた。
カズ「本当に送らなくて大丈夫?」
「ん…平気。ありがとう」
カズ「じゃあ…お疲れ様。熱下がるまで来ちゃ駄目だよ?」
「分かったよぉ。お疲れ様」
カズに見送られ、俺は裏口から店を後にした。
「あー…」
本格的にヤバいかも。
頭がクラクラする。
頭を押さえながら歩いてると、前方に人影を見つけた。
松岡「翔」
「………え…」
松岡「………お前と話がしたかったんだ」
「………話す事なんて…」
松岡「翔。顔色悪いぞ。大丈夫か?」
俺の異変に直ぐに気付いた昌宏さんが俺に駆け寄って来た。
「………来ない…で…」
その瞬間、俺の視界がグニャリと歪む。
松岡「翔!翔!」
薄れゆく意識の中で、昌宏さんが俺を呼ぶ声だけが俺の頭に響いていた。
カズ「ショウさん顔色悪いですよ」
「うん…平気」
カズ「平気じゃないでしょ。ほら、おでこ熱いじゃないですか」
「うん…」
カズ「最近働き過ぎでしょ。ちょっと休んだらどうですか?」
「駄目…稼がなきゃいけないから」
舞の容態が悪くなってから、雅紀は深夜の工事現場でアルバイトを始めた。
殆ど毎日働き詰めで頑張ってくれてる。
俺もいつもより多く客を取り始めた。
雅紀が舞の為に頑張ってくれてるのに俺が頑張らない訳にはいかない。
カズ「ショウさん」
カズが俺の腕を掴む。
カズ「あんたが倒れたら元も子もないでしょ。ショウさんがどうにかなったら舞ちゃんはどうすんですか。」
「………」
カズ「熱下がるまで家で寝てなさい。分かった?」
「………はぁい…」
怒ったカズって結構怖いな、なんて思いながら、ふらりと立ち上がり、帰り支度を始めた。
カズ「本当に送らなくて大丈夫?」
「ん…平気。ありがとう」
カズ「じゃあ…お疲れ様。熱下がるまで来ちゃ駄目だよ?」
「分かったよぉ。お疲れ様」
カズに見送られ、俺は裏口から店を後にした。
「あー…」
本格的にヤバいかも。
頭がクラクラする。
頭を押さえながら歩いてると、前方に人影を見つけた。
松岡「翔」
「………え…」
松岡「………お前と話がしたかったんだ」
「………話す事なんて…」
松岡「翔。顔色悪いぞ。大丈夫か?」
俺の異変に直ぐに気付いた昌宏さんが俺に駆け寄って来た。
「………来ない…で…」
その瞬間、俺の視界がグニャリと歪む。
松岡「翔!翔!」
薄れゆく意識の中で、昌宏さんが俺を呼ぶ声だけが俺の頭に響いていた。