Starlight Kiss
第1章 出逢い
ーショウsideー
カズ「お疲れ様です。あれ、太一さん帰ったんすか?ショウさん指名するかと思ったのに」
フロントの奥、従業員控え室で身支度を整えているとシャワーを浴び終えたカズが後ろから声を掛けて来た。
「お疲れ様。うん、来週来るって言ってたよ…普通のサラリーマンのどこにそんなお金あるんだろーな…」
カズ「それだけショウさんにハマってるって事でしょ。今まで何人の男がショウさんに入れ上げて自滅していったか…」
「大袈裟な…」
カズ「大袈裟じゃないでしょ。実際借金作って通ってたりした人もいたでしょ」
「そうだっけ?」
カズ「本当にあなた…小悪魔ってゆーか…只の悪魔?」
カズも俺の隣に座って着替え始めた。
「人聞き悪いな。向こうが勝手にやってただけだよ」
カズ「それが怖いんですって」
「ていうかお前も本当分かんねぇよ。普通こういうとこだとナンバー1とナンバー2って仲悪いんじゃねぇの?」
カズ「そっすか?俺ショウさんの事好きですよ。俺をナンバー2まで引き上げてくれたのショウさんですから。まぁでも下剋上は常に狙ってますけどね。油断しないで下さい」
「サラッと言ってのけるお前の方が怖いよ」
数年後輩でナンバー2のカズ。
お互いドライな性格のせいか、何となくか気が合い同僚の中では唯一腹を割って話せる相手だった。
「さて、と…帰るか。何か食べて帰る?」
カズ「ショウさんの驕りでしょうね?」
「出した事ないくせに」
カズ「ふふっ。ゴチになりまーす♪」
カズと並んで従業員専用の扉を開く。
白み始めた街並みを眺めながら、俺達は店を後にした。
カズ「お疲れ様です。あれ、太一さん帰ったんすか?ショウさん指名するかと思ったのに」
フロントの奥、従業員控え室で身支度を整えているとシャワーを浴び終えたカズが後ろから声を掛けて来た。
「お疲れ様。うん、来週来るって言ってたよ…普通のサラリーマンのどこにそんなお金あるんだろーな…」
カズ「それだけショウさんにハマってるって事でしょ。今まで何人の男がショウさんに入れ上げて自滅していったか…」
「大袈裟な…」
カズ「大袈裟じゃないでしょ。実際借金作って通ってたりした人もいたでしょ」
「そうだっけ?」
カズ「本当にあなた…小悪魔ってゆーか…只の悪魔?」
カズも俺の隣に座って着替え始めた。
「人聞き悪いな。向こうが勝手にやってただけだよ」
カズ「それが怖いんですって」
「ていうかお前も本当分かんねぇよ。普通こういうとこだとナンバー1とナンバー2って仲悪いんじゃねぇの?」
カズ「そっすか?俺ショウさんの事好きですよ。俺をナンバー2まで引き上げてくれたのショウさんですから。まぁでも下剋上は常に狙ってますけどね。油断しないで下さい」
「サラッと言ってのけるお前の方が怖いよ」
数年後輩でナンバー2のカズ。
お互いドライな性格のせいか、何となくか気が合い同僚の中では唯一腹を割って話せる相手だった。
「さて、と…帰るか。何か食べて帰る?」
カズ「ショウさんの驕りでしょうね?」
「出した事ないくせに」
カズ「ふふっ。ゴチになりまーす♪」
カズと並んで従業員専用の扉を開く。
白み始めた街並みを眺めながら、俺達は店を後にした。